そのほかのヨーロッパ文学 (全15件)
「ふたつの海のあいだで」
著者: | カルミネ・アバーテ(訳:関口英子) | |
出版社: | 新潮社 | |
サイズ: | 単行本(ソフトカバー) | |
発行年: | 2017年初版 | |
価格: | 800円 | |
状態: | A- | |
▼ 本の紹介 ▼ | ||
「ティレニア海とイオニア海を見下ろす場所に、かつて存在した《いちじくの館》。焼失したこの宿の再建を目指す祖父と孫を中心とする数世代にわたる旅は、時に交差し、時に分かれて、荒々しくも美しい軌跡を描いてゆく――。豊饒なイメージと響き渡るポリフォニー。イタリアの注目作家による、土地に深く根差した強靱な物語。」(紹介文より)
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「ソーネチカ」
著者: | リュドミラ・ウリツカヤ(訳:沼野恭子) | |
出版社: | 新潮社 | |
サイズ: | 単行本(ソフトカバー) | |
発行年: | 2003年4刷 | |
価格: | 700円 | |
状態: | B+ | |
▼ 本の紹介 ▼ | ||
本に囲まれた生活を愛し容貌のぱっとしないロシアの女性、ソーネチカは、勤め先の図書館でフランスから帰国した反体制的な芸術家と運命的な出会いをし、結婚する。当局の監視の下で流刑地を移動しながら、貧しくも幸せな生活を送るが、やがて最愛の夫の秘密を知り・・・・
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「ウィスキー奇譚集」
著者: | ジャン・レイ(訳:榊原晃三) | |
出版社: | 白水社 | |
サイズ: | 単行本(ハードカバー) | |
発行年: | 1989年初版 | |
価格: | 1200円 | |
状態: | B+ | |
▼ 本の紹介 ▼ | ||
ジャン・レイはベルギーの作家で隠秘学、異教神話、古代文明、SF的要素、ミステリーの要素を取り入れた幻想小説、SF小説、探偵小説を執筆した作家。「ウイスキーのコント集」と8篇と「霧の中での物語」11篇の短編から構成された幻想・怪奇短編集。「強いアルコールと北欧の深い夜霧が生みだす奇径な幻想。現実と非現実のはざまから恐るべき真実が露呈する、ベルギー幻想派の最高峰J・レイがつづる戦慄の短篇集。」(帯より)
→このほかに「ジャン・レイ」の本があるか調べてみる 【目次より】 「復讐」「わが友は死者」「手」「カンバーウェルの夜」「ハーバートの幸運」「フェン地方の沼沢地で」「ホワイト・チャペルのお伽話」「真夜中」「猿」「怪物たちの窓」「午前零時二十分」「白い悪魔」「墓守の供述」‥‥など |
「花粉の部屋」
著者: | ゾエ・イェニー(訳:平野卿子) | |
出版社: | 新潮社 | |
サイズ: | 単行本 | |
発行年: | 1999年初版 | |
価格: | 800円 | |
状態: | A | |
▼ 本の紹介 ▼ | ||
「娘をかえりみない子どものような親。抵抗のすべを知らない子供…。世界を静かに覆しつつある新しい家庭像を、自らの体験をもとに、柔らかな声で描く。ドイツ語圏の文学賞を独占した話題作」
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「黄色い雨」
著者: | フリオ・リャマサーレス(訳:木村榮一) | |
出版社: | ソニーマガジンズ | |
サイズ: | 単行本(ハードカバー) | |
発行年: | 2005年2刷 | |
価格: | 800円 | |
状態: | B+ | |
▼ 本の紹介 ▼ | ||
沈黙が砂のように私を埋めつくすだろう―スペイン山奥の廃村で、降りつもる死の予兆を前に男は独り身をひそめる。一人また一人と去り行く村人たち、朽ちゆく家屋、そしてあらゆるものの喪失が、圧倒的な孤独と閉塞の詩情を描き出し、「奇蹟的な美しさ」と評された作品
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「よい旅を」
著者: | ウィレム・ユーケス(訳:長山さき) | |
出版社: | 新潮社 | |
サイズ: | 単行本(ハードカバー) | |
発行年: | 2014年初版 | |
価格: | 700円 | |
状態: | A- | |
▼ 本の紹介 ▼ | ||
「98歳のオランダ人が語る、戦前の神戸、日本軍刑務所での過酷な日々。政治家の父のもとオランダ領東インドに生まれ、戦前の神戸で穏やかな暮らしを送った著者は、開戦後、蘭領陥落にともない日本軍通訳を任命され、やがてスパイ容疑で日本軍刑務所に収容。同胞の埋葬作業に携わるなど過酷な経験を強いられる。戦時、人はいかに変わるか。終戦からまもなく70年。共生への願いに貫かれた回想録。」(紹介文より)
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「イギリスだより」
著者: | カレル・チャペック(編訳:飯島周) | |
出版社: | 恒文社 | |
サイズ: | 単行本(ハードカバー) | |
発行年: | 1996年初版 | |
価格: | 700円 | |
状態: | B+/シミあり | |
▼ 本の紹介 ▼ | ||
1924年にペンクラブ大会参加と大英博覧会取材のため訪れたときのイギリス滞在記。公園の老木と芝生の美しさ、伝統主義の秘密、島国性の長所と短所、大都会ロンドンの交通事情‥‥など鋭い観察眼とユーモアあふれる筆致でつづられる。
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「ブルーリア」
著者: | ダヴィッド・シャハル(訳:母袋夏生) | |
出版社: | 国書刊行会 | |
サイズ: | 単行本(ハードカバー) | |
発行年: | 1998年初版 | |
価格: | 1200円 | |
状態: | A+ | |
▼ 本の紹介 ▼ | ||
深夜の精神病院でアルバイトをする主人公と、美しく謎めいた女性患者ブルーリアとの密やかな交感を描く表題作のほか、「パレルモの人形」「国境の少年」「薬剤師と世界救済」「真夜中の物語」など、英国統治下の古都エルサレムを舞台に、静謐な日々の記憶の底に潜む悲哀や喜びを、不思議なユーモアを交えて綴る珠玉の短篇の数々。イスラエルを代表する作家シャハルの傑作を精選した本邦初の作品集
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「チェーホフ・ユモレスカ〈1〉」
著者: | アントン・パーヴロヴィチ・チェーホフ(訳:松下裕) | |
出版社: | 新潮社 | |
サイズ: | 単行本(ハードカバー) | |
発行年: | 2008年初版 | |
価格: | 1000円 | |
状態: | A- | |
▼ 本の紹介 ▼ | ||
「思わぬなりゆき、皮肉な結末、物悲しくも愛すべき人物たちの光と影。劇場の片隅に居座る名物男を描く「男爵」、記念興行の朝にすすり泣く女優と老いた喜劇俳優の意外な物語「復讐」、没落した公爵令嬢と老僕の特別な一日を描く「年に一度」…。決して大げさではなく、過剰でもなく、正解もない―人生そのもののような小説を書き続けたチェーホフの超短篇64篇が、本邦初訳15篇を含む新訳でよみがえる。」(紹介文より)
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「チェーホフ・ユモレスカ〈3〉」
著者: | アントン・パーヴロヴィチ・チェーホフ(訳:松下裕) | |
出版社: | 新潮社 | |
サイズ: | 単行本(ハードカバー) | |
発行年: | 2008年初版 | |
価格: | 1000円 | |
状態: | A- | |
▼ 本の紹介 ▼ | ||
親に打ち棄てられた幼い娘にも、宿なしの優しい靴屋にも、涙する父にも、チェーホフの柔らかなまなざしが降りそそぐ‥‥。厳しい格差と境遇にあえぎ、うまくいかない日々を懸命に生きたロシアの人びと。愚かしくもいとおしい色とりどりの人生喜劇を、きりりとしたユーモアで包みこんで贈る。宝物のような短篇に出会える一冊。すべて新訳の31篇を精選。
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「蜂の巣」
著者: | カミロ・ホセ・セラ(訳:会田由、野々山ミナコ) | |
出版社: | 白水社 | |
サイズ: | 単行本 | |
発行年: | 1965年初版 | |
価格: | 1200円 | |
状態: | B- | |
▼ 本の紹介 ▼ | ||
1989年にノーベル文学賞を受賞したスペインの巨匠セラの代表作。内戦直後のマドリードの裏街のカフェを舞台に、そこに集まる庶民の生きざまを鋭利な文体で描いたピカレスク小説
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「完全な真空」
著者: | スタニスワフ・レム(訳:沼野充義、工藤幸雄、長谷見一雄) | |
出版社: | 国書刊行会 | |
サイズ: | 単行本 | |
発行年: | 1990年3刷 | |
価格: | 1200円 | |
状態: | B+ | |
▼ 本の紹介 ▼ | ||
架空の本について書かれた架空の書評集。スタニスワフは、ポーランドのSF作家で、映画「惑星ソラリス」の原作となった「ソラリスの陽のもとに」など、人文的な知と科学的な知とを高いレベルで融合した「SFの理想形」とも評されている。「完全な真空」はSFを書きつくしたとする後期のメタ・フィクション的な作品の代表作
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「ポケットから出てきたミステリー」
著者: | カレル・チャペック(訳:田才益夫) | |
出版社: | 晶文社 | |
サイズ: | 単行本(ハードカバー) | |
発行年: | 2001年初版 | |
価格: | 1000円 | |
状態: | A | |
▼ 本の紹介 ▼ | ||
「珍種のサボテンはいかにして消えたか?赤ん坊誘拐事件の真相とは?金庫破りの達人はなぜ捕まったか?ゆかいな結婚詐欺師のおちいった罠とは?切手コレクターの哀しい人生の顛末は?人間のおかしさ、愚かさ、ぎこちなさを、とびきりのユーモアとウィットにくるんで贈る、ショート・ミステリーの名品24篇」(カバー裏紹介文より)
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「黄金の浜辺」
著者: | ラファエロ・ブリニェッティ(訳:千種堅) | |
出版社: | 河出書房新社 | |
サイズ: | 単行本(ハードカバー) | |
発行年: | 1972年初版 | |
価格: | 800円 | |
状態: | B | |
▼ 本の紹介 ▼ | ||
文明社会に愛想づかしをした中年男が、季節はずれの休暇を取って、大型帆船で故郷の島へ正体不明の少女と10日間の船旅に出る。少女は話しに聞いた黄金の浜辺を見たくて乗り込んできたのだが・・・・。海と空と風と太陽の世界を詩的に描いた現代のメルヘン
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「美しい夏、女ともだち」
著者: | チェーザレ・パヴェーゼ(訳:菅野昭正、三輪秀彦) | |
出版社: | 白水社 | |
サイズ: | 単行本 | |
発行年: | 1979年初版 | |
価格: | 700円 | |
状態: | A | |
▼ 本の紹介 ▼ | ||
「美しい夏」は、都会で働く16歳と19歳の二人の女の孤独な青春を描いた作品で、ファシズム体制下の1940年、著者31歳に書かれ、戦後の1949年に発表された。「女ともだち」は、、トリノ社交界のきらびやかさと愛の不毛を、出身地のトリノに洋装店を新しく出店するためにローマからやってきた主人公を通して描いた作品。ミケランジェロ・アントニオーニ監督によって1956年に映画化されている
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