日本の小説・随筆(サ行) (全98件)
「世をへだてて」
著者: | 庄野潤三 | |
出版社: | 文藝春秋 | |
サイズ: | 単行本(ハードカバー) | |
発行年: | 1987年初版 | |
価格: | 700円 | |
状態: | B+ | |
▼ 本の紹介 ▼ | ||
「突然襲った左半身麻痺。―脳内出血の大病を克服してここに綴る。生と死をさまよう中での幻想と幻覚そしてよみがえる生命への歓びと新たな観想」(帯より)脳内出血を起こし入院した著者が退院後、福原麟太郎の「秋来ぬと」という闘病記に触発され、入院していたときのことや退院後のことをつづった闘病記。
→このほかに「庄野潤三」の本があるか調べてみる 【目次より】 「夏の重荷」「杖」「北風と靴」「大部屋の人たち」「Dデイ」「作業療法室」「同室の人」‥‥など |
「飲み食ひの話」
著者: | 獅子文六 | |
出版社: | 河出書房 | |
サイズ: | 単行本(ハードカバー) | |
発行年: | 1956年初版 | |
価格: | 1700円 | |
状態: | C+ | |
▼ 本の紹介 ▼ | ||
著者自身もあとがきで「随筆を頼まれて、タネのないときは、いつも酒や食べ物について書くことにしている。飲み食ひの話だと、心も、筆も軽くなるのである」と書いているように、読むほうも軽く楽しめる食随筆。「パリの喫茶店」や「パリ料亭案内」」「パリの日本料理」などフランス留学の経験をもとにした随筆も収録されている。装幀は芹澤_介。
→このほかに「獅子文六」の本があるか調べてみる 【目次より】 「わが食ひしん坊」「昨日の美味は今日の美味にあらず」「細君料理」「東京のフグ」「一番食べたいもの」「惣菜洋食瑣談」「豆腐の問題」「汽車辨當」「鉢盛料理」「西南食物誌」「酒と餅」「シャンパン談義」「ビールと女」「トンカツ談義」「野菜洋食」「故ク濱」「南京料理事始」「洋食と母」「私の食べ歩き」‥‥など |
「246」
著者: | 沢木耕太郎 | |
出版社: | スイッチパブリッシング | |
サイズ: | 25×19cm(ソフトカバー) | |
発行年: | 2007年初版 | |
価格: | 900円 | |
状態: | B+ | |
▼ 本の紹介 ▼ | ||
「もしかしたら、『深夜特急』はかなりいい本になるかもしれない‥‥。のちの名作となる原稿を書きながら、本を読み、映画を観、ときどき酒を飲み、そして国道246号線沿いを歩きながら思考した日々。疲れを癒すのは、『オハナシ』をせがむ幼い娘と過ごす夜のひととき。産みの苦しみと喜びを交互に味わいながら疾走した一九八六年を、丁寧に切り取った日記エッセイ」(紹介文より)
→このほかに「沢木耕太郎」の本があるか調べてみる |
「六つの晩年」
著者: | 城夏子 | |
出版社: | 講談社 | |
サイズ: | 単行本(ハードカバー) | |
発行年: | 1978年初版 | |
価格: | 1000円 | |
状態: | B+ | |
▼ 本の紹介 ▼ | ||
「悲しみはかみしめるより忘れ、愉しさばかり心に留めて、人生の黄昏は明るく楽しい。六人六様の晩年をあたたかく描く、珠玉の書き下ろ連作小説集。」瀬戸内寂聴との対談「しあわせな晩年」も収録
→このほかに「城夏子」の本があるか調べてみる |
「とんがらしの誘惑」
著者: | 椎名誠 | |
出版社: | 文芸春秋 | |
サイズ: | 単行本(ハードカバー) | |
発行年: | 1999年初版 | |
価格: | 500円 | |
状態: | B+ | |
▼ 本の紹介 ▼ | ||
チャンピオンベルト制にして奪いあったらどうか文学賞、ヨレヨレ難解宇宙文字からようやくワープロで脱出、風邪ひいてゴホゴホ怪獣と化す‥‥など、著者の日常がぎっしりつまったエッセイ集。「週刊文春」に連載された「新宿赤マント」の1997年12月〜1998年10月掲載分を収録。
→このほかに「椎名誠」の本があるか調べてみる |
「杉浦日向子の食・道・楽」
著者: | 杉浦日向子 | |
出版社: | 新潮社 | |
サイズ: | 単行本(ハードカバー) | |
発行年: | 2006年初版 | |
価格: | 700円 | |
状態: | A- | |
▼ 本の紹介 ▼ | ||
絵師にして時代考証家の著者が、命をつなぐ食をめぐる話、人生を彩る酒の話題、大切にしていた憩いのひとときを思いをこめてつづったエッセイ集。愛用の酒器・小物も紹介。
→このほかに「杉浦日向子」の本があるか調べてみる 【目次より】 「ウマイとマズイ」「おにぎりころりん」「ひとりごはん」「ジャパリアン」「食事の作法」「恋人の食卓」「一月 つつがない正月の、つつましいハレを、黙してすごす、ひととき」「二月 酔って心身に隙間ができて、そこに心地よい風が通る」「三月 じっくり選んだ杯で、これからのこと、これまでのことを、たっぷり話したい」「四月 板の間に片膝立ててひとり酒。ああ春の宵」「不健康は健康のもと」「うまいもの」「酒は百薬の‥‥」「体に悪いスポ根」「いろんなカタチ」‥‥など |
「ひとり旅ふたり旅」
著者: | 佐多稲子 | |
出版社: | 北洋社 | |
サイズ: | 単行本(ハードカバー) | |
発行年: | 1978年初版 | |
価格: | 1000円 | |
状態: | B+ | |
▼ 本の紹介 ▼ | ||
「流麗な筆でつづる生きることの厳しさと歓び。きびしい風雪にたえ、ひたむきに夢と希望をつらぬいて凛々しい。文学的出発の頃のはりつめて清冽な掌篇。『樹影』において日本文学にゆるがぬ金字塔をうちたて、ますます充実した境地をひらく昨今の、円熟して達意の随筆」(帯より)
→このほかに「佐多稲子」の本があるか調べてみる 【目次より】 「町の中の庭」「わが家は母系家族」「犬との縁」「匂いというもの」「きものとくらし」「素足の美しさ」「ロシア革命の思い出」「長崎の非常」「旅の記憶にまじるもの」‥‥など |
「食味歳時記」
著者: | 獅子文六 | |
出版社: | 文藝春秋 | |
サイズ: | 単行本(ソフトカバー) | |
発行年: | 1968年初版 | |
価格: | 700円 | |
状態: | B+ | |
▼ 本の紹介 ▼ | ||
1月から12月までひと月ごとに美味を取り上げ、その魅力をつづった「食味歳時記」をはじめ、明治の横浜に育って以来の食味遍歴を背景に食文化について語った随筆
→このほかに「獅子文六」の本があるか調べてみる 【目次より】 「キントンその他」「貧寒の月というけれど」「貝類なぞ」「春熱燗」「美しき五月.」「鮎の月」「涼しき味」「今朝の秋」「米の味」「魚の味」「菊印のマッチ」「醤油」「胡瓜」「心をこめたオカラ」「馬のウマさ」「明治の京都」「神戸と私」「辻留讃」‥‥など |
「絶対安全文芸批評」
著者: | 佐々木敦 | |
出版社: | INFASパブリケーションズ | |
サイズ: | 単行本(ソフトカバー) | |
発行年: | 2008年初版 | |
価格: | 800円 | |
状態: | B+ | |
▼ 本の紹介 ▼ | ||
毎月刊行される文芸誌全て読むという驚異のスタジオ・ボイス連載「絶対安全文芸時評」。各紙誌につづった数々の文芸批評や書評。阿部和重、古川日出男、宮沢章夫、西島大介、高橋源一郎、吉田修一、桐野夏生、佐藤友哉、青山真治を評した渾身の作家論。さらに、文芸誌のありかたと書評の可能性に迫る対談2本を新録
→このほかに「佐々木敦」の本があるか調べてみる |
「白洲スタイル」
著者: | 白洲信哉 | |
出版社: | 飛鳥新社 | |
サイズ: | 単行本(ハードカバー) | |
発行年: | 2009年初版 | |
価格: | 700円 | |
状態: | B+ | |
▼ 本の紹介 ▼ | ||
白洲次郎・正子を父方の祖父母、小林秀雄を母方の祖父に持ち細川護熙首相の公設秘書を務めた著者が、自身の生活スタイル、美意識がどのように形成されたかを白洲次郎、白洲正子、小林秀雄のエピソードとともにつづる。
→このほかに「白洲信哉」の本があるか調べてみる 【目次より】 「自分の部屋での時間」「骨董は預かり物」「外国人のような眼」「イギリス暮らしで日本語に目覚める」「中二階の書斎」「モノとの時間」「白い壺」「子どもの頃の時間」「坂の家」「小林秀雄との時間・将棋相手」「白洲次郎との時間・どてらでウイスキー」「ほどよい距離」「白洲正子との時間・祖母との旅」「小林の祖母との時間」「考古学の時間」「イギリスの食卓の時間」「茂木健一郎と白洲信哉の対談」「骨董との出会い」「初めて買った骨董」「骨董商との付き合い」「骨董の楽しみは、いじくり回すこと」「『食』の時間」「白洲家の食材」「白洲家のもてなし」「『酒』の時間」「『旅』の時間」「ときには海外へ」‥‥など |
「散歩道から」
著者: | 庄野潤三 | |
出版社: | 講談社 | |
サイズ: | 単行本(ハードカバー) | |
発行年: | 1995年初版 | |
価格: | 700円 | |
状態: | B+ | |
▼ 本の紹介 ▼ | ||
病気にかかったことがきっかけで近所を散歩するようになった話やお墓参りで大阪に行く話、宝塚についてといった身辺雑記から井伏鱒二がなくなったこと、小沼丹といった交流があった人たちのことなどをつづった随筆集
→このほかに「庄野潤三」の本があるか調べてみる |
「庭の小さなばら」
著者: | 庄野潤三 | |
出版社: | 講談社 | |
サイズ: | 単行本(ハードカバー) | |
発行年: | 2003年初版 | |
価格: | 700円 | |
状態: | B+ | |
▼ 本の紹介 ▼ | ||
「多摩丘陵の家の夫婦二人だけの穏やかな日々。暮らしの中に小さな楽しみを見つけ、よろこびの輪を広げながらゆったりと時が流れ…。『群像』連載をまとめて刊行」(紹介文より)
→このほかに「庄野潤三」の本があるか調べてみる |
「野菜讃歌」
著者: | 庄野潤三 | |
出版社: | 講談社 | |
サイズ: | 単行本(ハードカバー) | |
発行年: | 1998年初版 | |
価格: | 900円 | |
状態: | B+ | |
▼ 本の紹介 ▼ | ||
「丘の上の家に移り住んで幾十年が経ち、“禿山”だった庭には木々や草花が育ち、鳥達が訪れる。巣立った子供や身近な人々の間を手作りや到来の品が行き交い、礼状に温かく心が通い合う。「野菜が好き」と語り出す食べ物の話、父母や師友への追懐、自作の周辺等、繰り返しとみえてその実同じではあり得ない日常を、細やかな観察眼と掌で撫でさする慈しみを以て描き静かな感動を誘う随筆四三篇に、中篇「私の履歴書」を併録」(紹介文より)
→このほかに「庄野潤三」の本があるか調べてみる |
「箱根山」
著者: | 獅子文六 | |
出版社: | 新潮社 | |
サイズ: | 単行本(ハードカバー) | |
発行年: | 1962年初版 | |
価格: | 1000円 | |
状態: | B+ | |
▼ 本の紹介 ▼ | ||
「交通・観光事業の三大資本が、すさまじい戦いを展開する箱根山――権力と金力に踊る現代世相を痛烈に風刺した評判の長編小説」(帯より)箱根の山を巡って道路や鉄道、バスなどの交通手段、旅館など観光客を目あてにした勢力争いを描いた作品。朝日新聞に連載され、後に川島雄三監督によって映画化された
→このほかに「獅子文六」の本があるか調べてみる |
「キナバルの雪」
著者: | 庄野英二 | |
出版社: | 創文社 | |
サイズ: | 単行本(ハードカバー) | |
発行年: | 1974年初版 | |
価格: | 1200円 | |
状態: | B+ | |
▼ 本の紹介 ▼ | ||
旅がメルヘンを生み、メルヘンがまた新しい旅にいざなう。南の島にそびえ立つキナバル山頂の雪に多年の夢を欠け、タルタラン氏は空を飛ぶ‥‥。「ユングフラウの月」「レニングラードの雀」と三部作をなすユーモアとメルヘンに富んだ旅の短編集。
→このほかに「庄野英二」の本があるか調べてみる 【目次より】 「飛行機の中の天使」「道東の旅」「テラスの子ども」「バギオの雨」「シンガポールの二日間」「キナバルの雪」「南画風景」「アメリカ便り」「済州島の春」‥‥など |
「インド綿の服」
著者: | 庄野潤三 | |
出版社: | 講談社 | |
サイズ: | 単行本(ハードカバー) | |
発行年: | 1988年5刷 | |
価格: | 700円 | |
状態: | B+ | |
▼ 本の紹介 ▼ | ||
「せきれい」
著者: | 庄野潤三 | |
出版社: | 文藝春秋 | |
サイズ: | 単行本(ハードカバー) | |
発行年: | 1998年初版 | |
価格: | 700円 [Sold Out] | |
状態: | B+ | |
▼ 本の紹介 ▼ | ||
「老夫婦の静かな生活を彩る季節の花、懐かしい歌、人びとの去来。確かな日々がここにある。庭の柚子は、二十五年たって初めて実り、「英二伯父ちゃん」の遺したばらは今年も花をつける。時とともに変るもの、変らぬもの―。名作「夕べの雲」から三十年余、山の上のかけがえのない日々を描く長篇」
→このほかに「庄野潤三」の本があるか調べてみる |
「私の食べ歩き」
著者: | 獅子文六 | |
出版社: | ゆまにて出版 | |
サイズ: | 単行本(ハードカバー) | |
発行年: | 1976年初版 | |
価格: | 800円 | |
状態: | B+ | |
▼ 本の紹介 ▼ | ||
「可否道」を書くために毎日コーヒーを飲み続け体を壊してしまったというエピソードを持ち、グウルマンを自称する著者が、日本・中国・西洋のおしいものを求める毎日をフランス滞在で磨きをかけた食の感性と食への執念をもって、文士や画家との交友などを交えつつ軽妙に書きつづる
→このほかに「獅子文六」の本があるか調べてみる |
「つむぎ唄」
著者: | 庄野潤三 | |
出版社: | 講談社 | |
サイズ: | 単行本(ハードカバー) | |
発行年: | 1963年初版 | |
価格: | 2000円 | |
状態: | B-/函背ヤケ、本体はきれいです | |
▼ 本の紹介 ▼ | ||
「山の上に憩いあり」
著者: | 庄野潤三 | |
出版社: | 新潮社 | |
サイズ: | 単行本(ハードカバー) | |
発行年: | 1984年初版 | |
価格: | 800円 | |
状態: | B- | |
▼ 本の紹介 ▼ | ||
雑木林やわき水のある丘陵地帯に、戦後まもなく住みついた河上徹太郎夫妻と、多摩丘陵の丘の上に家を建て昭和36年に隣村から引っ越してきた作者の一家5人の10年にわたる両家の年中行事の交歓をつづった回想録と、福原麟太郎との交友をつづったエッセイと文学などについて語り合った対談を収録したエッセイ集
→このほかに「庄野潤三」の本があるか調べてみる |
「まほちゃんの家」
著者: | しまおまほ | |
出版社: | WAVE出版 | |
サイズ: | 単行本(ハードカバー) | |
発行年: | 2007年初版 | |
価格: | 600円 | |
状態: | A- | |
▼ 本の紹介 ▼ | ||
写真家・島尾伸三と潮田登久子の娘であり、島尾敏雄の孫であるしまおまほのエッセイ集。初めてのデート、塾通い、島尾家の十二ヵ月、祖父・島尾敏雄、父と母、亀のぴよことアヒルのガーコ、叔母のマヤさん、バイト、教育方針‥‥など、幼い頃の記憶や忘れがたい風景をていねいに書きつづっている
→このほかに「しまおまほ」の本があるか調べてみる |
「ひとり芝居」
著者: | 島田正吾 | |
出版社: | 三月書房 | |
サイズ: | 15×13cm(ハードカバー) | |
発行年: | 2004年初版 | |
価格: | 800円 | |
状態: | B+ | |
▼ 本の紹介 ▼ | ||
「2004年11月に逝去した著者の最後の著書。新国劇の時代からひとり芝居に至るまでを軽妙な文章で綴る。1978年青蛙房刊『ふり蛙』からの抜粋と、ひとり芝居の公演のパンフレットに書かれた『ひと言』を収録」(帯より)
→このほかに「島田正吾」の本があるか調べてみる |
「ひとり歩き」
著者: | 佐多稲子 | |
出版社: | 三月書房 | |
サイズ: | 15×13cm(ハードカバー) | |
発行年: | 1969年初版 | |
価格: | 800円 | |
状態: | B- | |
▼ 本の紹介 ▼ | ||
「身辺雑記」「小説や作家の話」「旅行や長崎、東京について」と大まかに3つのテーマに分けた作品を収録した随筆集。ソ連からヨーロッパを旅してトルストイなどの作家たちのお墓に行く話や、堀辰雄、広津和郎、壺井栄、土門拳といった友人についてつづった随筆を収録
→このほかに「佐多稲子」の本があるか調べてみる 【目次より】 「ひとり歩き」「わが休日のこまごま」「昔の友達」「よその町の映画館」「かみなりさまの感覚」「花によせて」「衣がえ」「柄でない話」「私の小説作法」「小説の中の会話」「表現の中の感覚」「『私の東京地図』のこと」「広津さんを悼む」「がんばり続けた壷井さん」「土門さんの仕事と言葉」「フランクフルトであった人」「ソ連の飛行機」「ナターシャと日本の歌」「小樽の町のきれぎれの記憶」「デパートのある街」「思い出の上野の正月」「わが町新宿」‥‥など |
「看板娘恋心」
著者: | 白石孝 | |
出版社: | 三月書房 | |
サイズ: | 15×13cm(ハードカバー) | |
発行年: | 2003年初版 | |
価格: | 800円 | |
状態: | B+ | |
▼ 本の紹介 ▼ | ||
台所では炊きあがった御飯をむらしている間に、粗塩をさっとふった鰺がじゅうじゅうと焼け、鍋には大根の味噌汁、茶の間では折りたたみの卓袱台を出し、柱時計がボンボンと六時をうつ。いよいよ一家団欒の夕食。失なわれつつある日本の美しい言葉をちりばめて描く下町歳時記。
→このほかに「白石孝」の本があるか調べてみる |
「ユルスナールの靴」
著者: | 須賀敦子 | |
出版社: | 河出書房新社 | |
サイズ: | 単行本(ハードカバー) | |
発行年: | 1998年4刷 | |
価格: | 600円 | |
状態: | A- | |
▼ 本の紹介 ▼ | ||
「今世紀フランスを代表する作家ユルスナールに魅せられた筆者が、作家と作中人物の精神の遍歴を自らの生きた軌跡と重ね、パリ、アレキサンドリア、ローマ、アテネ、そして作家終焉の地マウント・デザート島へと記憶の断片を紡いでゆく。世の流れに逆らうことによって文章を熟成させていったひとりの女性への深い共感、共にことばで生きるものの迷いと悲しみを静謐な筆致で綴った生前最後の著作」(紹介文より)
→このほかに「須賀敦子」の本があるか調べてみる 【目次より】 「フランドルの海」「1929年」「砂漠を行くものたち」「皇帝のあとを追って」「木立のなかの神殿」「黒い廃墟」「死んだ子供の肖像」「小さな白い家」‥‥など |
「地図のない道」
著者: | 須賀敦子 | |
出版社: | 新潮社 | |
サイズ: | 単行本(ハードカバー) | |
発行年: | 1999年初版 | |
価格: | 600円 | |
状態: | A- | |
▼ 本の紹介 ▼ | ||
「友人が贈ってくれた一冊の本に誘われて、私はヴェネツィアのゲットへ向かった。受難の歴史に思いを馳せ、運河に架けられた小さな橋を渡ると、大阪で過した幼年時代の記憶やミラノで共に生きた若い仲間たちの姿が甦る――。イタリアを愛し、書物を愛した著者が、水の都に深く刻まれた記憶の旅へと読者をいざなう表題作の他、ヴェネツィア娼婦の歴史をめぐる「ザッテレの河岸で」を併録。」(紹介文より)
→このほかに「須賀敦子」の本があるか調べてみる 【目次より】 「地図のない道」「その一 ゲットの広場」「その二 橋」「その三 島」「ザッテレの河岸で」 |
「バナナ」
著者: | 獅子文六 | |
出版社: | 中央公論社 | |
サイズ: | 単行本(ハードカバー) | |
発行年: | 1959年初版 | |
価格: | 1500円 | |
状態: | B-/函イタミあり | |
▼ 本の紹介 ▼ | ||
台湾出身で東京に住む呉龍馬を主人公が、神戸を舞台に龍馬に対してバナナで大儲けしようと提案するガールフレンドを中心にバナナの輸入をめぐる人間模様を描いたコメディ。昭和34年2月19日から同年9月11日まで、読売新聞に連載された。装釘版画は棟方志功
→このほかに「獅子文六」の本があるか調べてみる |
「私の一日」
著者: | 里見とん | |
出版社: | 中央公論社 | |
サイズ: | 単行本(ハードカバー) | |
発行年: | 1980年初版 | |
価格: | 800円 | |
状態: | B+ | |
▼ 本の紹介 ▼ | ||
鎌倉での日々や若かった頃の自身の話、志賀直哉、泉鏡花といった友達とのエピソードなどがつづられた随筆集
→このほかに「里見とん」の本があるか調べてみる 【目次より】 「私の一日」「旧友」「小坪の漁師」「泉鏡花」「菊池寛君のこと」「昔の学習院」「初飛行と大震災」「わたしの鎌倉」「地震座役者評判記」「はじめとをはり」「思ひ出すままに」「志賀君との間柄」「万能選手志賀直哉」「滅多にないほどの仕合わせ」「一つの安らぎ」「死とその周辺」「四方山話」‥‥など |
「屋上」
著者: | 庄野潤三 | |
出版社: | 講談社 | |
サイズ: | 単行本(ハードカバー) | |
発行年: | 1980年初版 | |
価格: | 700円 | |
状態: | B-/カバー薄いヨゴレあり | |
▼ 本の紹介 ▼ | ||
1975年から1980年にかけて書かれた短篇を16篇収録した短篇集。移りゆく自然と人生や身近な人々とのふれあいの喜びがつづられている。
→このほかに「庄野潤三」の本があるか調べてみる 【目次より】 「屋上」「五徳」「やぶかげ」「かまいたち」「かたつむり」「家鴨a」「分れ道の酒屋」「菱川屋のおばあさん」「写真屋」「ルクの中の猫」「双眼鏡」「三河大島」「伊予柑」「ある健脚家の回想」「モヒカン州立公園」「割双」 |
「庭のつるばら」
著者: | 庄野潤三 | |
出版社: | 新潮社 | |
サイズ: | 単行本 | |
発行年: | 1999年初版 | |
価格: | 700円 | |
状態: | A | |
▼ 本の紹介 ▼ | ||
「たくさんの孫、ハーモニカの音色、ピアノの調べ‥‥、丘の上はいつも上質で華やいだ季節に包まれている。美しい家族の原風景を紡ぐ庄野文学五十年の結実」(帯より)
→このほかに「庄野潤三」の本があるか調べてみる |