日本の小説・随筆(ハ行) (全62件)
「舌先四寸」
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著者: | 藤本義一 | |
出版社: | 潮出版社 | |
サイズ: | 単行本(ハードカバー) | |
発行年: | 1975年4刷 | |
価格: | 500円 | |
状態: | A | |
▼ 本の紹介 ▼ | ||
「『世の中に金があるというのは神さんが嘘をつくようにというてはんのと同じ事や』と豪語するのは通称“聖徳太子”といっても、一万円札に鎮座まします方を想像されては困る。ショウトクタイコと読む、22歳のれっきとしたレディである。彼女は三寸よりちょっと長いという四寸の舌を武器に、しゃべりまくり、いつしか自分のペースに相手をまきこんでしまうペテンの大天才。けちな本名よりも、正々堂々の名前を使って金儲けをしたいという理由で、変名を使っている。さて、愛くるしい顔をふりまいての珍なる金儲けの顛末は‥‥」
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「雪沼とその周辺」
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著者: | 堀江敏幸 | |
出版社: | 新潮社 | |
サイズ: | 単行本 | |
発行年: | 2003年初版 | |
価格: | 700円 | |
状態: | B/カバーうすい汚れあり | |
▼ 本の紹介 ▼ | ||
ボーリンク場の古い機械、町レコード店、製函工場、書道教室、定食屋‥‥など、今の世の中では忘れら去られてしまいそうなものたち、そしてそういったものにこだわり続けた人生の夕暮れを迎えた、もしくは迎えようとしている雪沼近辺に住む人々を描いた短編集。それぞれに直接的なつながりはないけれど、ふと話の中に出てきたりとかすかにつながっている
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