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「2001年、春に観た映画」

『ツバル』−ファイト・ヘルマー−
モノクローム撮影のフィルムに後から少しずつ色をつけたという色つきのセピア調の画面や、古い室内プールの内装、字幕なしでも分かるように簡単で、かつ極端に少ない台詞・・・・など、この世界観になじめるかどうかが、この映画を観るポイントになると思います。逆に言えばこうした世界観だけで成り立っている映画と言えます。私は結構好きなんですけどね。

『ハロルド・スミスに何が起こったか?』−ピーター・ヒューイット−
70年代のディスコブーム、パンク・ファッション、そして超能力と、今になってはちょっと恥ずかしいような笑ってしまうような要素を、うまく結びつけた青春コメディ映画。アメリカみたいにカラッとはしてないし、現実的でもありませんが・・・・。今だからこそこうした要素を一つのネタとして客観的に扱えるのかもしれません。

『幼なじみ』−ロベール・ゲディギアン−
人種差別や不況、麻薬など彼らの外側ではあるけれど、社会的な背景をうまく挿入することで、主人公のクリムと青年ベベの恋はもちろん、それぞれの家族や友人など、周りの人の温かさが際だってきます。原作はアメリカの黒人作家ジェームズ・ボールドウィンの小説とのことなので、本当はもっと人種差別など社会問題をクローズアップしたものなのかな、と想像してます。

『Stereo Future』−中野裕之−
なんか映像処理的なテクニックや環境問題への言及ばかりが目につく映画だったらどうしよう、と思っていたのですが、永瀬正敏と桃生亜希子の恋愛物語という軸がしっかりさせつつ、いくつかのストーリーを絡ませている感じで結構、素直に観ることができました。環境問題についても、伝えたいことはきっちりと伝えつつ、でも伝える側をちゃかしているような設定もされてるしね。



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