今年に入ってから結構映画を見てますね。この三カ月で12本。この調子で一年間見続けられたらいいのですが・・・・。
『パリの確率』−セドリック・クラピッシュ−
「猫が行方不明」や「百貨店大百科」のセドリック・クラピッシュの新作。スノードーム・キット付き前売り券というのが、実にタイムリーですね(私だけですね)。20世紀は“ジャズ・エイジ”から“ヒッピー”そして今日にいたるまで“若者”の時代でした。そして人々は少しでも若く見えるようにさまざまな(そして無駄な)努力をしました。しかし21世紀は大人は大人として一家をまとめながら生きていかなければいけません。なんてことを言っているかのよう。ジャン・ポール・ベルモンドの汚れているけれど堂々とした姿が印象的です。
『ヤンヤン 夏の想い出』−エドワード・ヤン−
タイトルみると、ヤンヤンが主人公という感じではあるけれど、その8歳の小学生ヤンヤン少年と彼の親戚を含めた家族全員が平等に描かれています。それぞれのエピソードが繋がっていそうで、繋がっているわけではないという感じが、観ているほうとしてらちょっともどかしいかな。でも叔父の結婚式で始まり祖母のお葬式で終わるという構成になっているので、各エピソードを組み立てることで、独りの人間の人生を描き出しているような感じもします。
『リトル・ダンサー』−スティーヴン・ダルドリー−
個人的には今年観た、あるいは観るだろう映画の中でベストファイヴにはいるだろう傑作。主人公のビリーがジャムの「悪意という名の街」をバックに街中を踊り回るシーンを含めて、イギリスの監督は、ロックのある楽曲やエピソードを雰囲気で使用するのではなく、その裏に意味を込めて使うのが本当にうまい。こちらの勝手な過大解釈もあるけど・・・・。