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「鈴木邦彦の世界 〜ヒット曲編〜」

最近、私は歌謡曲のシングル盤を買うときに作曲:鈴木邦彦のクレジットをチェックしてます。筒美京平みたいにものすごい数のヒット曲があるわけでも、一人の歌手の曲を書き続けることもなかったのでなかなか巡り会えない状態ではあるのですが、今回は「ヒット曲編」、次号で「私の好きな曲編」と、鈴木邦彦について書かせていただきます。

鈴木邦彦と言ってまず思い浮かぶのは、最初のヒットでもある黛ジュンの「恋のハレルヤ」、奥村チヨの「恋の奴隷」、といったところでしょうか。もしくはダイナマイツの「トンネル天国」、ゴールデン・カップスの「銀色のグラス」や「長い髪の少女」、シャープ・ホークスの「ついておいで」といったGS関係。実際、鈴木邦彦の何がおもしろいかと言えば、ソウルやサイケ、ガレージ風などグルーヴ感たっぷりのサウンドの上に、純和風というかこぶしの回った感じのメロディ、歌謡曲の哀愁と狂おしさを最大限に出したメロディが同居しているところです。そういった意味で「恋泥棒」「恋狂い」と続く恋三部作を歌った奥村チヨや「乙女の祈り」「天使の誘惑」の黛ジュンのダイナミックなヴォーカルはちょっと泥臭いところもあるけど、ぴったりと合っている気がします。ちなみ奥村チヨにとって恋三部作は、異常にヒットしているわりに「谷の底」って存在らしいです。言うなればフランス・ギャルにおける「恋するシャンソン人形」?

あとはフォーリーブスの「涙のオルフェ」や「オリビアの調べ」、西城秀樹の「情熱の嵐」「愛の十字架」、和田アキ子の「さすらいのブルース」、ピーナッツ「さよならは突然に」と言ったところがヒット曲としては主なところかな。筒美京平と比べるとちょっとさみしいかも。森田健作の「さらば涙と言おう」、「ウメ星デンカがこんにちは」「リカちゃん音頭」なんていうのもあるんですけどね。(2000.3.31)



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