古本 カヌー犬ブックスへ  トップに戻る

「ハーフ・サイズ・カメラ」

ハーフ・サイズ・カメラを買いました。リコーオートハーフE。24枚撮りのフィルムを入れたら50枚はとれるってもんで、もうどこにいくときも常に持ち歩いて、なあんてことのない周りの風景をカシャカシャ撮りまくってます。現像はたいていフレームの中に2つの画面が入るようにしてもらっているのですが、このサイズは街にある看板やイスなど気になったものを撮るにはいい感じです。ピントも絞りも、シャッタースピードもフィルムの巻き上げも自動、ただ撮るだけのカメラなのです。でもそれがおもしろい。

このカメラって、私の父親の世代が、今まではカメラなんて興味なかったけど子供も産まれたし、趣味もかねて写真でも始めようかなって思ったときに、カメラ屋に「いっぱい撮れるし、ピントも絞りも自動だし、初心者にはぴったりですよ」なんて言われて買っちゃうカメラなのね、多分。それで休みになる度に子供撮って、奥さん撮って、親戚が集まればシャッター切りまくって・・・・。ついには奥さんに「そんなに写真撮ったって子供はそんなに早く変わんないし、私の写真だってそんなにいらないわよ。それにフィルム代ももったいない」なんて言われて、「いや、このカメラは24枚のフィルムで50枚も撮れるんだ。普通の半分ですむんだよ」とか言いわけしちゃう。そういうカメラ。

そういう私も買ってから1カ月で、会社に行く途中しか撮るチャンスがないのに(フラッシュがないため)フィルム3本使いました(150枚!)。何も考えずに撮ったのでその時は楽しかったけど、熱に浮かされたようなものだったので、少し時間をおいてみるとどうもしょない写真ばっかです。でもそれだけ撮ったおかげで、ようやく絞りがうまく動いていないとか、どのくらいの距離と光があるとピントが合うのか、ファインダーをのぞいた時と現像された写真の範囲の違い・・・・といったことが分かってきました。(1999.12.11)



インデックスへ戻る