今年の夏はなぜかジャズばかり聞いています。ジャズと言っても60年代後半のジャズの本流からはずれたものばかり。イージーリスニング・ジャズとかも60年代のものは結構聴けるんですよね、個人的には。60年代のイージーリスニング・ジャズってどこか「こんなの演っていいのかなぁ」みたいな「迷い」があって、それまでのモダンジャズをどこかひきずりながらも、新しいものを模索しているって感じがあって好きなんだけど、70年代に入ると(言葉は悪いですが)亜流であったはずなのに、やってる本人の「これでいいんだ」みたいな自信が演奏に見えてきて好きになれないのです。
いうなれば自分のやっていることが時代と合わなくなってきた60年代後半に、時代の空気であるサイケな雰囲気やロックを取り入れてみたり、前項で取り上げたようなシタールやコンガなどのジャズではあまり使われない楽器を取り入れてみたりして、結局なんだか分からないものになっちゃった、って感じのジャズ。黒人だったらルーツであるブルースやR&Bに回帰すればよいのだけど、白人はね・・・・。ときどき下手に頭使ったりして頭でっかちな音楽作ったりするよね。作曲や演奏に直接関与しないヴォーカルの人は特に安易で、大抵の人は60年代後半にポップスのヒット曲のカバーアルバム出しているような気がします。ジャズ・ボサだってある意味そういうことだと思うのだけど違うのかなぁ?
キーワードは楽器構成とプロデューサーあるいはアレンジャー。特に自分でアレンジをするプレーヤー、あるいはアレンジャーがリーダーのアルバムは要注意。レーベルだったらVerve、Impulse、そして最近注目されているMPSと言ったところですね。Atlanticも結構おもしろいんだけど、ちょっとソウルよりかな。収録曲と楽器編成をチェックしてみよう。そんな音楽聞いて喜んでいるのは私だけだろうけど・・・・。(1999.7.21)