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「カフェボン」

一人でカフェや喫茶店に入ったときというのは、たいてい何処かで拾ったフリーペーパーやフライヤーを見たり、買ったばかりのレコードやCDのライナーを読んでみたりしているのだけど、いつもフリーペーパーやフライヤーを持ち歩いているわけではないし、買うCDやレコードのほとんどは輸入盤なので、解説を読むと言うことは稀なのです。

そんなわけで「コーヒーは頼んだけど、やることないぞ」という時がたまにあったりします、実は。そう言うときは持ってる小説読んだりしてますけどね。でも小説を喫茶店で読むというのは、どうも集中できない、というか楽しめない。たいてい小説というのは電車の中で読んでいるんだけど、これは小説の世界に入り込むことで、電車の中にいる時間を忘れたいって気持ちもちょっとあるわけじゃないですか。あるいは家で読む場合にしても、自分が家にいるというのを忘れるくらい本に没頭しちゃうわけででしょう?

そう思うとカフェで本を読むっていうのは、本の世界に入り込むと言うよりも、本も楽しみながら、かつカフェの様子を楽しんだり、時には外を眺めてみたり、ちょっと隣の人たちの話に聞き耳を立てて見たりしたい。だから本でも小説よりはムックというか、何かについて解説した本の方がいい。コーナーを一つ読んだら、ちょっとコーヒー飲んで、また一つ読んだら、外を眺めて・・・・という具合にね。さらに言うならコーヒーを飲んだり、煙草を吸ったりしながら単行本は読むのは結構面倒なのです。だからある程度大きい本の方がいいし、写真やイラストが入っている方がいい。そうはいっても背表紙が出来るような糊で固めた閉じ方の雑誌はちょっと遠慮したい。ホチキスで留めただけの方が机の上に広げて読めるし、そういう雑誌はたいてい薄くて軽いからから持ち運びにも便利。厚くて情報を詰め込めばいいってもんじゃないでしょ、雑誌は。

問題はそういう形の本で、毎号楽しめるような内容の雑誌があまりないってことなんですよね。(1999.9,22)



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