古本 カヌー犬ブックスへ  トップに戻る

「2001年、夏の電車の中。」

『アメリカほら話』−マークトウェイン、ジェイムス・サーバー ほか−
どこの国にも“ほら話”というものはあって、ちゃんとした文章として残されるものもあるし、お話として人から人へ伝わっていくものもあります。これはそういった話をまとめた本。20年代におけるユーモア小説は、たびたびアンソロジィなどになっているけれど、アメリカの“ほら話”を全体的に俯瞰できるという意味で、興味深いものになっています。

『パル・ジョーイ』−ジョン・オハラ−
生涯に19の小説と約400の短編小説を雑誌「ニューヨーカー」発表した作家。日常のちょっとした瞬間や気持ちを、さらったと描いた短編が多い。表題作の「パル・ジョーイ」は、売れないジャズ歌手ジョーイが、ニューヨークを離れあちらこちらの田舎町に流れていきく中で、女がらみ、事件がらみの近況報告の手紙を、ニューヨークの同じジャズミュージシャンの友達に出すという形式の小説。

『ブラック・ウォーター』−ジョイス・キャロル・オーツ−
ジョイス・キャロル・オーツは昔から読んでみたかった作家ではあったのですが、これは一番最初に読むにはどうかな、といった感じ。やはり代表作「かれら」や初期の短編集を読むべきかもしれません。主人公の女の子が憧れていた上院議員に出会い浮かれている様子は分かるのですが、基本的に主人公の女性からの目でしか描かれていないので、ちょっと説得力が薄いかな。

『半分は表紙が目的だった』−片岡義男−
片岡義男が所蔵するペーパーバック100冊を写真で撮り、それを簡単に解説した本。タイトルのとおり、なんといっても見開き左のページに並んだペーパーバックの表紙にため息が出ます。まぁ自分で集めようとは思いませんが・・・・。流行や印刷技術の進歩などの年代によって、少しずつ表紙の傾向が変わっていく様子がよく分かります。



インデックスへ戻る