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「ラテン・ジャズ」

とりあえず夏だし、最近結構聴いているのでラテン・ジャズでもと思ったのですが、しかし範囲が広いと定番のものしが選べなくなりますね。って定番のものしか聴いてないんですけどね。ほとんどCDだし・・・・。今回はまぁそんな感じというわけで、近日中に第二弾を予定。


「el sonid nuevo」−Cal Tjader & Eddie Palmieri−
Cal Tjaderはもういいや、って感じもするけれど、Eddie Palmieriとのアルバムと言うことで・・・・。Eddie Palmieriは、イーストハーレム出身のピアニストで、Tito Rodriguezのバンドを経て自身のバンドを結成、現在までラテン・ジャズのピアニストとして活躍しています。Harlem River Driveとの共演盤が再発されてます。
買った当時は「Modesty」ばかり聴いていたけれど、ブルース調の「Los Jibaros」やキューバ・フィーリング溢れる「Guajira En Azul」、Tito Puenteの「Picadillo」などの方を好んで聴いてます。「On a Clear Day You Can See Forever」のハッピィな感じも相変わらず好きですが・・・・。


「uno dos tres 1・2・3」−Willie Bobo−
大好きなLen Barryの「1・2・3」が収録されているということで・・・・。5、6年前、調布のタイムマシンという中古レコード屋でこのアルバムを初めてみたとき、ほんとにあの「1・2・3」のカバーなのか迷いに迷って結局買わなかったという記憶があります。
このほかにも「Michel」「Goin' Out Of My Head」「Come A Little Bit Closer」などポピュラーな曲がカバーされています。カバーする動機は安易なものなのかもしれませんが、演奏されるサウンドはどれも切れ味のあるものになっているところがすごいと思う。それほど大編成ではないラテン・ジャズ・バンドなので、各楽器の音が効果的に使われているし、微妙に演奏に隙間があるのがいいのです。


「Cuban Blues」−Chico O'farrill−
Chico O'farrillは、ハバナ(キューバ)出身の作曲家。1950年代にニューヨークへ出て、編曲者Gil Fullerのためのゴーストライターとして働いたのをきっかけに、Machitoなどのラテン・ビッグバンドの編曲やCount Basie, Dizzy Gillespie, the Glenn Miller Orchestraなどのジャズ・バンドの編曲を行ったマンボ黄金時代の伝説的なバンド・マスター。
このCDはChico O'farrillのVerveでの彼自身とMachitoのビッグバンドの音源からセレクトした2枚組の編集盤。もちろんラテンが中心ですが、モダン・ジャズ風なもの、映画音楽風なもの、ムーディなものなどさまざまなアレンジを楽しめます。
2001年6月27日に肺炎がもとで死去。79歳でした。


「Tough!」−Pucho & The Latin Soul Brothers−
実を言えば、Pucho & The Latin Soul Brothersを聴くときはほとんどの場合、ベスト盤を聴いているのですが、ジャケットがかっこいいのでこのアルバムを載せました。ジャケットのイメージよりポップだけれどね。
Puchoはラテン・ジャズというよりも、ラテン、ジャズ、ソウル、ポップス・・・・をごちゃ混ぜにして、ヒップなところだけ抽出したという感じですね。その折衷感が持ち味と言えるのでは。このアルバムでも「Cantelope Island」や「Vietnam Mambo」といったヒップな演奏があったり、「Walk On By」や「And I Love Her」のようなポピュラーなスローな曲をムーディに演奏したりしています。


「Watermelon Man」−Mongo Santamaria−
これはCDが出たときにすぐに買ったのですが、友だちに貸したまま行方不明になってしまったので買い直しました。Mongo Santamariaは何枚のレコードに「Watermelon Man」を収録しているのでしょうね。一応このアルバムが初吹き込みになるのかな。
このほかにもジョージ・フェイムで有名な「Yeh-Yeh!」なども収録されていて、ポップなラテン・ジャズアルバムになっています。どの曲もメロディラインがきちんとしているので、有名な曲ばかりなのだろうけれど、知らない曲が多いです。私は一番最後に収録されているミディアム・テンポの「Suavito」が好きですね。イントロのピアノから打楽器が加わって、低音のサックスそして高音のフルートへと、のんびり続く感じがいいんですよ。


「Flautista」−Herbie Mann−
Herbie Mannのアルバムはボサ・ノヴァがあったり、ソウル風だったり結構あなどれないものが多いですね。これはアフロ・キューバンものなんですが、そもそもアフロ・キューバンとラテンの違いが私にはよく分ってません。グルーヴィではあるけれど、パーカッションの感じとか、フルートの音色とかどこかストレンジな雰囲気もあります。ライヴ盤らしく曲の途中でちょこっとずつ入るMC(?)もそんな雰囲気を醸し出している気がします。conga、bonga、drum、baseという強力なリズム隊と、flute、marimbaといったいかにも軽そうなメロディ楽器の対比がおもしろい。そしてそのリズムに押されるように、時に怪しく、時に熱いソロをHerbieが吹きまくってます。


「Palo Congo」−Sabu−
こちらも怪しい一枚。Sabu Martinezは、50年代に活躍したアフロ・キューバンなパーカッショニストです。Sabuのアルバムは、メディテーションっぽいものが多いので、個人的には買うのにちょっと勇気が入ります。まぁそれもそれでいいのですが・・・・。
このアルバムはキューバ音楽界最高のギタリストと言われているArsenio Rodriguezをメンバーに迎えたもの。ブルーノードから出ているんですが、ブルーノートぽさはまったくなく、日本盤には「ブルーノート最大の珍盤」と書かれてあったような、なかったような。ジャケットはブルーノートぽいですけどね。パーカッションとボーカルのねちっこさとカリブ風の(当たり前ですが)ギターがたまりません。


「Caribe」−The Latin Jazz Quintet + Eric Dolphy−
名義的にはThe Latin Jazz QuintetにEric Dolphyがゲスト参加したアルバム。演奏の主導権はDolphyがとっていたらしいです。そのせいかそれほどラテンぽくないです。congaが入っているジャズ・アルバムといったところかな、分かりませんが。「Mambo Ricci」でさえ普通のジャズになってるもんなぁ。そもそもこの企画がなぜ出てきて、本当にDolphyはラテンを演奏する気があるのか、と思ってしまうくらい、我が道、己のスタイルを貫いてます。じゃなんでただでさえ、少ないの枠なのにこのアルバムを選んでるんだ、という気もしますが、とりあえず話のネタとしてね・・・・。
っうことで第二弾の時はThe Latin Jazz Quintet単独のアルバムを選ぶことにします。


「Manbomania」−V.A.−
最後にコンピレーションを一枚。ラテン・ジャズ系のコンピレーション盤は死ぬほど出ているので、どれがいいって感じでもないのですが、そういえば今回Verveのレコードが多いな、いうことでVerveから出ているものにしてみました。もちろん上に挙げたCal Tjader、Herbie Mann、Chico O'farrillの曲も収録されております(Willie Boboは未収録)。レコファンで850円−200円=650円で売られてました。
コンピのいいところは、いろいろな編成のバンドの曲やインスト曲、ヴォーカル曲などバランス良く聴けることですね。なにかしているときのBGMをなると、ついこういうアルバムをかけてしまいます。収録時間(59分53秒)もちょうどいいし・・・・。


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