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「プラネット・オブ・ダブ」


「King Tabbys Meets Rockers Uptown」-King Tabby-
ダブと言えばKing Tabbys。Augustus Pabloが70年代初めに結成したPockersの演奏をダブ化したアルバム。これを聴いたPabloは激怒したと言うことです。実際、演奏者がまだ演奏者としてのプライドを持っていた70年代初めに、こうしたミックスを行うというのは、演奏者に対する一つの冒涜とさえ思えます。ヘタしたら仕事なくなるよな、なんて素人は考えてしまいます。でもこれがすぐにミュージシャンに受け入れられたと言うことにTabbysのすごさがあるのではないでしょうか。個人的にはTabbysのダブは、ダブの創始者を言うこともあり、遊びやユーモアの部分がないような気がします。


「Return Of The Super Ape」-The Upsetters-
ダブと言えばLee Perry。このアルバムをレコード屋で試聴したときには、その低音のうねるような響きにびっくりしました。それはただ低音が大きいということではなく、その増幅された低音とそのほかの音の混じり合い、頭のなかでぐるぐるまわるようなサウンドにちょっとクラクラしました。大滝詠一も言っているようにやはり一度はヘッドフォンで大きな音で聴いてみるべきですね。このアルバムでもいろいろな要素の曲が収録されているけれど、Lee Perryのレゲエ以外の音楽の要素を取り込む貪欲さや振幅の幅の広さはすごいと思う。ダブを越えた70年代(80年代?)の名曲、「Crab Yars」収録。


「African Dub Chapter 4」-Joe Gibbs & The Professionals-
ダブと言えばJoe Gibbs。「African Dub」シリーズはChapter 3が有名だけれど、私はまだ聴いてません。このアルバムは比較的オーソドックスなダブにチープなオルガンの音や鈴(?)、電子音などが混ざり合ったり、50年代のガールポップ風のヴォーカルが入っていたりします。そんなギミックのわりに全体的に奇妙な感じがしないところも不思議といえば不思議ですね。King TabbysやLee Perryのように常人には理解し難いアヴァンギャルドな空気があまりないので、ダブを聴き始める人におすすめかもしれません。しかし元ネタがどんな曲なのかとても気になります。


「Rastafari Liveth Itinually」-The Black Ark Presents-
まずジャケットがすごいです。まぁそのジャケットにひかれて買ってみたんですけどね。普通のヴァージョンとダブ・ヴァージョンが交互に収録されています。初めはダブ・ヴァージョンのほうばかり、針をとばしながら聴いていましたが、最近はやっとレゲエのヴォーカルになれてきたということもあって通して聴けるようになってきました。やっぱりダブ・ヴァージョンのほうが好きですけどね。交互に並んでいるせいでダブ化によって曲が鋭角的になるような気がするのは、ただの気のせいかもしれません。


「Aquarius」-King Tabby, Augustus Pablo...-
「史上初のダブ」という言葉とジャケットがよかったので買ってみました。でもはっきりいってベースしか聴こえてきません。エコーもそれほどきいてないし、参加ミュージシャンなどのクレジットも詳しくないので、「???」という面も少しあり。でかい音で聴いたら気持ちいいのかな?どうなんでしょう。でもほとんどベースのみの演奏で歌われる「It's Too Late」とかかなりスリリングです。あとダニー・ハザウェイの「the ghetto」のカバーとか(もちろんベースラインのみ。曲を思い出すのに二週間近くかかりました)・・・・。元ネタを聴いて聴き比べをしてみたいけれど、レコードとして残っているのでしょうか?


「Pick A Dub」-Keith Hudson-
Keith Hudsonについては全く知らないのですが、このアルバムは素晴らしい。1974年のアルバムなのに、全く古さを感じさせないし、全体的にソウルミュージックのようなメロウな感じが漂っているのがいい。一つ一つの音も際だっているしね。Augustus Pabloのメロディカが印象的な一曲目から始まって、ギターが心地よい「Black Right」、ラストの「Depth Charge」はThe Upsettersの「Crab Yars」に匹敵する名曲だと思います。なお右のジャケットは1994年にBlood & Fireから出た再発CDのものです。内容もオリジナルそのままなのか、いくつかのアルバムからのコンピなのか分かりません。


「Phychedelic Dub」-Mad Professor-
Mad ProfessorのアルバムはたくさんCD化されていているのだけれど、軽めの打ち込みやシンセのサウンド・エフェクトが多かったりして、個人的にはあまりグッとくるものがありません(ラヴァーズを含めてARIWA全体に言えることですが・・・・)。このアルバムはその中でも結構気に入っているほうかな。サウンド・エフェクトがちょっとじゃまな感じもするけどね。スティールドラムがかなりフューチャーされたアルバムやSly & Robbieがリズムセクションで参加したアルバムもあったはずなのだけれど、現在行方不明。「Country Living」をスティールドラムで演奏して、それをダブにした曲をいまだに探しています。


「300% DYNAMITE!」-V.A.-
ソウルジャズレーベルから出ているコンピレーション。最近「400% DYNAMITE!」が出ましたね。なんでこれを選んだかというと、カリプソ風の曲が1曲収録されているんですよね。カリプソを聴いているとジャマイカの民謡と言われる曲がたびたび出てくるのですが、いまいち自分の中でジャマイカとカリプソが結びつかなかったのですよ。これですっきりしたということもないけれど、ジャマイカ人が歌うカリプソを聴けたことが何よりの発見でした。ソウル/ファンク系のレゲエが収録されたこのコンピレーション・シリーズを聴いてレゲエにはまった人も多いのでは。ダブな曲はあまり入っていませんが・・・・。


「Funky Chicken」-V.A.-
ソウル/ファンク的なレゲエが収録されたTrojanのコンピレーション・アルバム。こちらもダブな曲はほとんど(全く)収録されていません。Trojanのコンピはいいものが多くて、見かけるとつい買ってしまいます。ジャケットもいいしね。ファンキーなソウルテイストの曲に混じって、モンドなインスト曲などが途中入ってきたりするところも、個人的にはいいのですよ。「Sunshine Superman」を下敷きにした曲(カバー、でもタイトルは違う)もあり。こういう曲がかかるイベントに一度行ってみたいと思う今日この頃。ダンスホールがかかったり、MCが入るような純粋なレゲエイベントじゃなくてね。


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