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「オルガン・メロディーズ」


「Let's Have A Party And Everybody」−Ken Griffin−
イージーリスニングのオルガンといえばKen Griffin、ということになるのでしょうか。よく分かりませんが・・・・。少なくともレコードを漁っているとかなりの確率でこの人のレコードを見つけます。私の中では、ムード・オルガンのスタンダードになってますね。ちなみに私は持っていませんが、“キューピー3分間クッキング”のテーマ曲はこの人が弾いているそうです。
これはその中でも特にジャケットが気に入っている一枚。今の季節にも合っているような気がするしね。でもジャケットに反して内容のほうは「Beer Barrel Polka」や「You Are My Sunshine」などこの季節に合わせたものではありません。曲によってオルガンの音色を使い分けているので聴いていて飽きないレコード。


「Ebb Tide」−Earl Grant−
オルガンと言えば「Ebb Tide」、というくらい有名な(?)曲で、中でもそしてEarl Grantのヴァージョンが良く知られているように思います。波のひいていく感じをオルガンの効果音を使ってうまく表現して曲で、雰囲気的には地味なんですけど、名曲といえるでしょう。
Earl Grantはオルガンだけでなくピアノやヴォーカルのレコードも出しています。オルガンのスタイルとしては、微かにリズム&ブルースっぽい“タメ”が特徴で、一歩間違えると“オルガン版サム・テイラー”になってしまいますが、その“タメ”がうまくうまく曲と絡むといいんですよ。60年以降は、リズム・セクションがきちんとしているので、ムードっぽくない軽いソウル・インストという趣のレコードが多く、個人的にはこれらのアルバムのほうをよく聴いています。


「Organ Varieties」−Lenny Dee−
Lenny Deeもオルガンニストとしてはかなり大御所な人だと思います。もちろん当時のことを私は知らないので、こういったレコードを探している時に、レコードの枚数や日本盤の有無、状態などを見つつ雰囲気として掴んでいるだけなんですけどね。ちなみこの人は1970年代中盤までオルガンニストとして、何枚かレコードを出してます。
このレコードは“Varieties”というだけあって“チャ・チャ・チャ”“タンゴ”“ブルース”など、クレジットが入ってます。もちろん極端にアレンジが変わって、曲ごとにがらりと雰囲気が変わってしまうということはありませんけど。個人的にはArt Van Damme Quintetで有名な「Adios」が収録されているのが嬉しい。


「Hammond Organ Fantasies」−Shy Torrent & Ralph Bell−
タイトルどおりShy TorrentとRalph Bellという2人のオルガンをフィ−チャ−したレコード。ストレートなイージー・リスニングのオルガンの音色と、ちょっと弾むようなリズム・セクションも入っており、なんだかウキウキした気分になれるレコードでもあります。時おりメロディを奏でるおもちゃのような鉄琴が個人的には気に入っています。メロディが単純なので、このくらいの絡みならば1人でも弾けるんじゃないか、と思ったりもしますが、どうなんでしょうか。
収録されている曲が、日本語タイトルが思い浮かばないのもありますが、「スケーターズ・ワルツ」や「Maegie」など聴いたことのあるようなメロディが多いのも、奇をてらった感じがなくていいです。


「Red Roses For A Blue Day」−Bob Ralston−
ジャケットに「Lawrence Welk Tlevision Show」と書かれており、収録されている曲はすべてLawrence Welkによるものらしいのですが、私はこのレコードを見つけるまで、Lawrence Welkという作曲家(?)を知りませんでした。この後、何枚か彼のソングブックを見つけたのですが、まだ経歴、代表作などについて調べていません。
オルガンのイージーリスニングを大きくわけると“ロマンティックな雰囲気を出したもの”と“ホームパーティで流れるような楽しい雰囲気を出したもの”に分けられると思うのですが、これはどちらかと言えば前者になると思います。まぁジャケットもそんな感じですね。リズム・セクションにプラスされて、ギターやウクレレ、バンジョーといった楽器が加わってます。


「The Things I Love in Hi-Fi」−The Three Suns With Pipe Organ −
The Three Sunsのレコードは、どれもジャケットが洒落ていて、そしてどれもちょっとだけ値段が高めで、でも内容がすごくいいというアルバムに出会ったことがないので、買う時に躊躇してしまいます(中に数曲いい曲があってあとはなぁ・・・・、という感じなのです)。このレコードはなによりもジャケットが抜群にいいと思いませんか?私はすごく気に入ってます。
で、家にかえって聴いてみたら「これってオルガン??」という音だったのです。なんか潰れている感じなんですよね。ストリングスとかそういう感じを狙っているのかもしれないけれど、オルガンとしてはどうなんでしょう?期待していた音と全然違ってちょっとがっかり。そして相変わらずいくつかの曲はいい感じだけれど、後は「・・・・」というレコードでした。


「Big Beat Hammond」−Jackie Davis−
Jackie Davisが黒人だということはどこかで見て知っていたし、このレコードもジャケットやタイトルから「もしかしたらファンキーなオルガン・ジャズだったらどうしよう」と思って買ってみたのだけれど(普通は逆だって!)、ファンキーというよりも適度にスウィンギーな演奏だったので、良かったです。「イージーリスニングなんて退屈」なんて思っている人にもこれは奨められるかな。裏ジャケットを見ると「Most Happy Hammond」なんてレコードもあるみたいなので、ほかのレコードも聴いてみたい。勢いのある「Stonmpi' At The Savoy」から大好きな曲の一つでもある「Honeysuckle Rose」、ちょっとゴージャスな感じの「Time On My Hands」までどれも聴き飛ばしせずに聴いてます。イージーリスニングなんて言っていても結局はこういうのが好きだったりするんですよ。


「Flying Fingers」−Chris Hamalton−
なんか洗剤のパッケージを思わせるような手のイラストが気に入っているのですが、音はかなり古臭いです。「Pizzicate Waltz」が収録されているのを見ると、なんとなく買ってしまいますね。別にピチカート・ファイヴにあやかろうってわけではないのだけれどね。リズム・セクションが入っているのでまぁ聴けます。というより、このどこか教会っぽい、羽目のはずすことのないきちんとしたサウンドこそが、本来のイージーリスニングのオルガンレコードのサウンドではないか、とちょっと思ったりもしてます。派手さはないけれど、個々の曲も楽しそうなものが多いし、それなりに好きなレコードです。個人的には「Stein Song」「Bats In The Belfry」「Dance Of The Hours」など気に入っている曲も結構あります。


「Parade Of Hits」−John Gart−
イージーリスニングを聴きはじめた2、3年前と言うのはヴィブラフォンとギターが入っているものや、ジャズ寄りのコーラスものが好きで、ストリングスとかオルガン、ピアノなんて面白くなかったのだけれど、最近ではオルガンを聴き出したり、次はピアノを聴いてみようかな、なんて思ったりしています。でも今の私にとっては、いくらオルガンが好きと言っても基本的には、リズム・セクションが加わっているレコードを選んでいるわけで、オルガンのみのものはまだちょっと抵抗があります。このレコードは時おりリズム・セクションが入っているものの多くの曲はオルガンのみで演奏されています。でもその演奏がミニマムな感じでちょっと良く思ってしまうのは私のイージーリスニングに対する麻痺が進んでいるせいなのだろうか。


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