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「バート・バカラック・コンピレーション」

バート・バカラックの曲が一曲でも収録されていたらレコードを買ってしまう、なんて思わないけれど、バカラックのコンピレーションは、ときどきレコード屋で見つけると買ってしまいます。


「Burt Bacharach & Hal David Songbook」
90年代の初めにバカラックの曲をまとめて聴こうと思ったら、このアルバムしかなかったような気がします。イギリス編集盤なので、イギリスでヒットしたヴァージョンが中心になっていますが、選曲も王道というか、バカラックといって思い浮かべるサウンドが詰まっっています。その後に出たコンピレーションが、奇をてらったものや一般的に思われているイメージとは違う面を出そうとしたものが多いのは、このアルバムの統一された雰囲気の完成度が高いせいもあるかも、なんてちょっと思ったりもします。そのくらいいい趣味のコンピレーションだと、個人的には思っているんですけどね。
カビが生えているせいで、音が悪くなってしまったけど、今でも良く聴くアルバム。


「A&M Composers Series Vol.1/Burt Bacharach & Hal David」
その前、80年代の後半に、私が初めて買ったバカラックのコンピ。これくらいしかなかったのよ。ちなみにVol.2はロジャー・ニコルス&ポール・ウィリアムス、Vol.3がリチャード・カーペンターでした。現在でも以外とA&Mの音源を使ったコンピはないような気がするのだけれど、実際はどうなのでしょう。A&Mだとコンピというよりも本人のアルバムになってしまうからなのか?よく分かりませんが・・・・。まぁカーペンターズはもちろんティファナ・ブラス、セルジオ・メンデス・・・・など有名なミュージシャンの有名なバカラック・ナンバーが収録されていて、ちょっと安易ですね。
そういうわけで、普段はほとんど聴かないアルバムだったりします。


「Burt Bacharach Masterpiece Vol.1」
上の2枚くらいしかまとまったコンピがなかった頃、これはほんとうれしいアルバムでした。バカラックの初期の曲ばかり、しかも聴くことのできない曲がこれでもかってほど収録されてるんですから・・・・。Vol.3まで出ているのですが、私はVol.2までしか持ってません。いつか見つけたら買おう、なんて思っているうちに、“廃盤”→“見つからない、あったとしても高い”って感じになってしまいました。まぁ何が何でも欲しいというわけではないのでいいんですけど。当時は、A&M以前の曲をごちゃ混ぜにしたような感じがしたものだけれど、今、聴くと統一感があるような気がするのはなぜでしょうね?
そういうわけで、当時に比べてめっきり聴かなくなってしまったアルバムです。


「The Readymade Hall Of Fame」
ソニー、コロンビアの音源を元に、小西康陽が監修したコンピレーション。曲の途中にバカラック本人の肉声で曲の解説が聞けます。この頃、小西はコロンビア音源のコンピをよく監修していました。その解説を読むのがちょっと楽しみだったりしましたね。
その頃のほかのコンピと同じように、これも白人っぽさ、スクエアな感じを全面に置いた選曲になっていると思います。Spiral StarecaseやThe Buckinghamsなどのソフトロックがあったり、Percy FaithやRay Conniffなどのイージーリスニングがあったりね。その反動が「Atlantic Bacharach Collection」になっているんだろうなぁ。
そんなわけで、ちょっと懐かしい気分の時に聴くアルバムかも?


「Lippy Lip Bacharach」
“ソフィア・ローレンがバカラックの曲をアルマンド・トロヴァヨーリの編曲で歌っているという夢のような作品”を中心に、ポリグラム音源の中からヴォーカル曲をまとめたコンピレーション。英語のみでなくフランス語やイタリア語の曲も収録されています。
一口にヴォーカル曲と言っても、アストラッド・ジルベルトやダリア、コニー・フランシス、ジェリー・バトラー、リン・コリンズ、そしてジェームス・ブラウンなど、ヴァラエティの富んでいて、しかもバラバラという感じではないので、聴いていて飽きません。インストも入っているし。全体的に“音源が足りなかったのかな”、という感じもしないではないです。
個人的には好きなコンピで、何かとよく聴いているアルバムです。


「Whip Hip Bacharach」
同時に(?)に出た長門芳郎監修の「Burt Bacharach Songbook」が、ポップソング中心だったためか、ファンク・ジャズ中心のかなりはじけた選曲になっています。個人的にはトム・スコットやガボール・ザボのアルバムに参加していたシタール奏者、ビル・パーマーの「The Look Of Love」が収録されているのがうれしい。このアルバム欲しい!まぁ違う曲をカヴァーして欲しかったけれどね。下の「Blue Bacharach」とは違って、聴けるジャズによるバカラック・ナンバーが収録されてます。やっぱりちょっと無理あるかなぁと思う時もあるけれど、ジャズばかりでない選曲のうまさでつい聴いてしまいますね。
これはほんとにヒップなのかとちょっと思いつつ聴くアルバム(ちょっと無理あり)。


「Blue Bacharach」
これはジャケットもやばいけれど、内容もかなりやっつけ仕事な曲が収録されているような気がします。多分、ポピュラリティを出すためにアルバムの中に1曲とりあえずバカラック・ナンバーを入れてみました、という感じの曲が集まっちゃったってことでしょうか。
そもそも(特にストレートな)ジャズって、基本的にメロディよりもフレーズ重視の音楽だと思うのです。そのフレーズのあいだに即興を加えながら繰り返し演奏する、という。なのでメロディを単になぞっちゃうと面白みがなくなってしまう気がします。そこでひと工夫欲しいところなんですよね。
そういうわけで、「こんなのもたまには・・・・」とときどき思い出したように聴くアルバム。


「Big Deal Recording Artists Perform The Songs Of Burt Bacharach」
CMでも使われている少年ナイフの「Raindrops Keep Fallling On My Head」を含む、ビッグ・ディールのアーティストたちによるトリビュート・アルバム。なので、厳密に言ってしまえばコンピではないんですね。どうでもいいけど・・・・。
バカラックって基本的には、ピアノ、そしてオーケストラの音楽と思うのですが、これを聴いていると意外とバンドでも演奏できるんだなぁ、と思いますね。全体的に楽しそうな雰囲気になっているところが好きです。転調とかどうなってるのかは、私にはわかりませんが・・・・。ワンダーミンツやスプリッツヴィル、ミッチェル・レイザーなどがお気に入り。
そんなわけで、夏前の晴れた休日に聴きたくなるアルバム。


「バカラック・スタイル」
レディメイドのバカラック・コンピに影響を受けて、コモエスタ八重樫が監修した和ものバカラック・コンピ。航空自衛隊音楽隊やら田代ユリさんというエレクトーンのお姉さんやらクレジットをみると、キワモノっぽい感じもしますが、インストが中心と言うこともあって、中にはコワれたアレンジもありますが、それを含めて意外と普通に聴けます。
スクエアとかヒップとかそういうものではくくれない何かが、ここにはあるような気さえします。(なんていうと大げさですね)。個人的には日本語詞を(勝手に)つけた歌謡もののバカラックも聴いてみたいのですが・・・・。
そういうわけで“GSバカラックカヴァー集”なんて夢見つつ聴いているアルバム。


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