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■日々の雑記 −2004年−
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「日本の名随筆12 古書」−紀田順一郎−
こんな本を読んでいると古本屋に行きたくなるなぁ。って毎週のように行ってますね。この「日本の名随筆」は、気になるテーマの文章を手軽に読めるのがうれしい。かといって端から読んでいこうという感じでもなくて、それはたとえ収録されている曲がいいとわかっていても、シリーズもののコンピCDばっかり買うわけにはいかない、買っていてもあまりおもしろくない、というのと同じ(?)ですね。
基本的に気になるテーマがあるときに、とりあえずこの本を読んでみて、その中で気に入った文章を書いている作家の本を探すようにしてます。

今日は久しぶりに代官山→渋谷へ行って来ました。ユトレヒトでやっている「花森安治のしごとへや」を見てきました。FLOギャラリーは名前のとおり風呂場なんで狭いのですが、直筆の原稿やイラストが見られたり、愛用の文房具などで再現した“しごとば”などなかなかおもしろかったです。もっと広いところでゆっくりとたっぷり見てみたいというのが本音ですけど。
ユトレヒトは、あいかわらず人がいっぱいで、加えて新しいレイアウトになってから動き回ったり、立ち止まったりしにくくなった気がして本をゆっくりと見れなくなったけれど、「こんな本なるのね的」な発見があって楽しいです。
2004.2.11

「秋 その他」−永井龍男−
中学の頃から20代までずっと翻訳文学ばっかり読んでいたのが、30代になって永井龍男や吉田健一、庄野潤三、小沼丹、井伏鱒二・・・・といった日本文学ばかり読むようになったせいで、最近本棚が箱ものばっかりになってきたような気がする。「ばかり」というと言い過ぎかな。
でも岡崎武志ほどではないけれど、本棚が茶色になっていくような気がする。そういえばその岡崎武志は箱ものの本をたとえば100円均一の棚で見つけると、内容にかかわらずとりあえず買っておいて大きさの合うお気に入りの本を入れておく、と書いていたっけ。いいアイデアのような気もするし、それもなんかなぁという気もする話だ。

昨日、朝起きてレコードをつけてから、コーヒーを入れたりパンを用意していたりしていたのだが、いつまで経ってもレコードの音がぐにゃぐにゃで、「これはもうだめだろう」と、午後から友達が来て鍋をやる予定にもかかわらず、部屋の片づけもそこそこに渋谷のさくらやにレコードプレーヤーを買いに行ってきました。どうせ棚も狭いし、ミニコンポにつなぐだけだしDENONのベルト式のものを購入。でも新しいプレーヤーはいいね。もう本屋なんかよりレコード屋に行きたい気分でいっぱいです。
そういえば最近ユニオンのえさ箱とか渋谷のレコファンのイージーリスニング・コーナーとか漁ってないなぁ。ハイファイレコードとかムーズビルとかノアルイズ・レコードとかダックスープとか行ってないなぁ。
2004.2.8

「黒いハンカチ」−小沼丹−
小沼丹の本は以前ランカウイ島に行ったときに、「小さな手袋」や「懐中時計」など講談社文芸文庫から出ているものを集めて持っていって、空港や飛行機の中、ホテルの部屋やプールサイドで読み続けたのだけれど、小沼丹の本は手に入りにくいだけにいっぺんに読んでしまうのはもったいなかったな、という気もするし、あれは贅沢な時間だったという気もする。
で、最近になって新刊として出ていることを知ったこの作品はなんと推理小説。といってもそれほど深刻でないところがこの人らしい。推理よりも登場人物の性格や行動に重点が置かれています。

話は変わって、うちの会社は禁煙なので3階のテラスでたばこをすっていて、私はたいてい午前中は10時半くらい、午後は3時くらいと5時前くらいに、たばこをすいに外にでます。ついこの間までは5時になると外は真っ暗だったものですが、最近は明るくなってきましたね。まぁ寒いことは寒い。コートを着ていくわけにもいかないので、ほんとたばこ一本分くらいしか外にはいられない感じです。
小学生の頃、夏至は6月なのに暑いのは8月で、冬至は12月なのに寒いのは2月なのはなぜなんだろうと思ったことなどを思い出しながらたばこを吸ってます。今考えると「日照時間が長い」=「暑い」とならないことは明らかなんですけどね。そうじゃないとフォンランドの夏は猛暑になってしまうわけで・・・・。
2004.2.5

「いつか王子駅で」−堀江敏幸−
週末はなんかだらだら過ごしてしまったなぁ、という感じなのだけれど、相変わらず歩き回ったのでなんとなく筋肉痛気味で今週もスタート。

2月にはいると春を待つ季節という気分を盛り上げようと週末は久しぶりにソフトロックのレコードを買ってみたりしたのだけど、やはり寒い。そして久しぶりにレコードをのせられたプレーヤーは機嫌が悪いのか回転が一定してなくて音がゆがんでしまって気持ち悪い。そろそろ新しいレコードプレーヤーが欲しいなぁと思い始めてもう一年くらいたっているのだけれどまだ買っていないのは、少しのあいだ回しておくと回転が安定してきて普通に使えるのと、電気屋をちょっとのぞいてみただけだが、どうも私が思う手ごろなレコードプレーヤーが売っていないせい。テクニクスとかのDJ仕様か1万円くらいの安っぽい感じのものしかないのはどうしたものだろう。別にDJ仕様のがっちりとしたプレーヤーなんていらないし、(というかうちの棚には大きすぎる)かといっておもちゃみたいのはすぐ壊れるような気がして買う気になりません。2〜3万くらいで、いや値段よりもコンパクトでしかもきちんとした作りのレコードプレーヤーってないものだろうか。そういう需要はないのだろうか。


2004.2.2

「流れ藻」−庄野潤三−
金曜日は会社が終わってから大森で新年会。8時待ち合わせ。残業はしない予定なので6時過ぎに会社を出れば大森近辺で1時間くらいのんびりできるかな、駅前に古本屋とかないかな、お茶する時間はないだろうけどいい感じの喫茶店とかあるかな、事前にネットでいろいろ調べなくちゃね、などと思いつつ週の真ん中を過ごしてきたのだが、こういう日に限ってめずらしく6時から来客、打ち合わせ。結局、遅刻。
場所は、その日のメンバーのひとりの奥さんの実家がやっている南九州というお店。日本酒や焼酎が充実している居酒屋なのだが、私は隣の人の頼んだものをちょっと飲むだけでいつものようにビールを飲んでました。

その後はみんなそのまま友達の行っていたけれど、私はおとなしく帰宅。スーツで友達のうちに行くのはねぇ。なんだか落ち着かないような気が・・・・するんだよねぇ。
2004.1.31

「どこ吹く風」−山口瞳−
「どこ吹く風」というのは、ここに出てくる女の人たちをさしているのではないか、という高橋呉郎の解説での言葉が本を読み進めるうちに胸に重くのしかかってくるような短編集。

登場してくる男たちはたいてい会社の部長だったり、近いうちに役員になるような状況の人だったり、若いのに実力(ってなんだ?)で係長になっていたりするのだけれど、会議で説得力のある話し方を学ぶためにテレビの解説番組を欠かさず見たり、宴会の時のために日本舞踊を習ったり、学生時代にやっていた競歩の練習と称して1時間かけて愛人の家に通ったり、だれもがどこか哀しく、滑稽で、しかも最終的にはそうした努力はあまり報われず、左遷されたり、会社を辞めることになったりする(それで「竹馬やいろはにほへとちりぢりに」というわけだ)。それに比べて女たちは堂々としていて、しかもしたたかだ。
所詮、男たちは女たちを養うために、せこせこと働かされているということなのだろうか。

この本が出てからもう30年経っているわけだが、現在でも男たちはこうした傍目から冷静にみると滑稽な世界で、本気になって生きているのかな。私自分では気がつかないままにもそんな中のひとりになっているだろうかね。
2004.1.29

「ku:nel」(Vol.6/2004.3.1)
「ku:nel」は、号を追うごとに「都会を離れて田舎でのんびり暮らそう」みたいな雑誌になっていくような気がします。確かに東京で自分のペースで暮らしてる人ってそんなにいないのだろう。ここに出てくる人もたいていがフリーで、しかも雑誌の性格上女の人がほとんどだ。
この雑誌と山口瞳のサラリーマン小説を交互に読んでいるとなんだか変な気分になる。片方は久保田万次郎の「竹馬やいろはにほへとちりぢりに」に対して「なにがイロハニホヘトだよ、俺たちのイロハニホヘトは、どうもすこし、どぎつすぎるようだな」とつぶやく物語だもの(これだけじゃ全然わからない?)。
会社員でありながら自分のペースで暮らしてくなってことは所詮不可能なのかな、と通勤途中に半分眠りかけた状態で思ってみたりして・・・・。

ところで私はたいてい金曜日になると古本屋とかレコード屋など寄り道して会社から帰ってくるのだけれど、今週は金曜日に飲む予定だし今日はミオ犬が飲みに行っているので、ちょっと吉祥寺に出てみて久しぶりにアナログ盤を買ってみたりした。ついでにずっと気になっていたタオルかけを直そうと思って金具を買ってサクッと帰る。

うちにあるタオルかけは、2、3年前にマーガレットハウエルのお店で見かけたものをまねて作ったのだが、強度が弱くてガタガタしていたのです。金具を使わずにほぞを組むべきところを釘でごまかしたのがいけない。一応、穴は埋めたんだけどね。でもあまりにもゆらゆらしてしまうので背に腹はかえられずL字でおさえてしまいました。みかけはあまり良くないけど、タオルをかけてもきっちりとしているので満足です。
2004.1.27

「雑文集 ネクタイの幅」−永井龍男−
表題の「ネクタイの幅」は、普段スーツを着る機会のない永井龍男が、たまに背広を着て出かけると「そのネクタイいいですね」とほめられる。でもそのネクタイはもう20年も前から使っているもの。それをあまりにもそれをほめられるので、ちょっと恥ずかしい気分になってしまう。
だから次に背広を着るときのために、新しいネクタイを買おうとするのだけれど、どのネクタイもどうも幅が太いような気がするし、長さも長いような気がする。友人の末息子にこれでいいのか聞いてみてもどうもすっきりしない、といった内容。

私も30をなかばにして初めてスーツを着て会社に通うようになって、毎朝ネクタイを締めるたびに「長いんじゃないかなぁ」と思ってしまう。
とりあえずスーツの下からネクタイが出てしまうのはOKなのでしょうか?ほかの人を観察しているわけではないのでよく分からないけれど、私のばあいほとんどの場合出てます。中にはどんなに細い方と長さを合わせてもズボンのチャックの真ん中ぐらいまで届きそうなものもあったりする。私の身長は168cmなので、特に背が低いってわけでもないと思うし、世の中168cmくらいの人って結構いますよね。
ネクタイを買うときってつい柄で選んでしまうものだけれど、長さもどこかに書いてあるのかな。まぁ書いてあってもどのくらいの長さが自分に合っているのかさえ分からないですけどね・・・・。


2004.1.26

「河野鷹思」
先週はちょこちょこと本を買ったので、ここの更新ができるなと思っていた割には、金、土と飲みに行ってしまったこともありなかなか更新できず。
金曜日は去年の8月から10月頃に関わっていたイベントの新年会だったのだけれど、朝、延期になったとのメールが来ていた。で、しょうがないねぇなどと言いつつ、一緒に行こうと思っていた友達3人で渋谷のアプレミディの入っているビルの3階のカフェで飲む。といっても3人中1人はひとりは飲めないし、もうひとりは「最近酒を飲むと疲れる」ということで、まぁ夕ご飯ですね。

土曜のほうは大学の時の友達と池袋で。平均年齢34歳の男4人。昔の知り合いの消息やお互いの近況を交換。その頃の仲間で去年3人も離婚していたのにちょっとびっくり。以外と離婚ってあるのね。3人とも女の子というのはどういうことなのか。
結局、「バブルの時に年上の男とつきあっていい思いをした同年代の女の子はダメだね」という結論になる。ちなみに今回集まった4人の中で結婚してるのは私だけです。
2004.1.25

「田中小実昌エッセイコレクション4 おんな」−田中小実昌−
このシリーズは、現在“ひと”“旅”“映画”“おんな”“コトバ”“自伝”と6冊刊行されいて、全部集めようと思ってます。でもやっと3冊目。いつも古本屋ばかり行っているので新刊はどうも後回しになってしまってます。
田中小実昌以外にも読みたい新刊本がいくつかあるのだけれど、それらを読むのはいつになるんだろうか。だいたい最近の文庫本の値段って高すぎますよね。しかも気がつくと手に入らなくなってる。それは単に私が歳をとって時が経つのを早く感じてるだけなのだろうか。それにしても「待望の復刊」という文字を見るとなんだかなぁと思ってしまいます。そういう前にいつでもきちんと読むべき本が手に入るという状態にしておいて欲しい。それが出版社の役割ってもんじゃないのかな。
ちなみにこの「エッセイコレクション おんな」編はときどき古本屋で見かけます。ほかは見かけないけどね。

話しは変わるけれど久しぶりにしろたえのシュークリームを買った。やっぱりおいしい。予約しないと夕方売り切れてしまうのが難点だけれど、小さめの皮の中にクリームがいっぱいにつまったシュークリームを食べてると予約してもいいという気持ちになります。でもシュークリーム2つとケーキ2つだけ予約するのはちょっと恥ずかしい。
私の前に並んでいた女の人はチーズケーキをワンホール(って言っていいのかな)買っていて、持ち帰りの時間を店の人に聞かれて、「持ち帰りの時間は1時間ぐらい何ですけど、これから3時間くらい残業します」って言ってました。6時半から3時間残業して1時間かかって帰ったら10時半なんですけど、それからあのこってりとしたチーズケーキをワンホール食べるのかなぁ。なんて余計なことを考えてみたりして・・・・。
2004.1.20

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